積極的に補給したい食べ物
肌老化を引き起こす原因は、コラーゲンなどの美容成分が体内から少しずつ失われてしまうからです。
コラーゲンは肌のハリを維持するために必要な成分と言われていますが、基礎化粧品などで体の外側から補ってもコラーゲンを必要としている肌の奥まで届かないのであまり意味がないと言われています。
これはコラーゲンの分子量がかなり小さいため、人間の皮膚から浸透することがないと考えられるからです。
そこで体の内側から補給するためにコラーゲンがたっぷり含まれている食材を活用したいと考える方も多いです。
どのような食材が効率良くコラーゲンを補給できるのか確認してみましょう。
コラーゲンが多い食材
コラーゲンは動物性のタンパク質に多く含まれていますが、特に多く存在しているのはフカヒレです。
100gの中に9900mg以上も含まれているので、効率良く補給するためには最も良いと言えますが、高級食材なので毎日補給するわけにはいきません。
おすすめなのは鶏肉の軟骨や手羽先、牛すじ、豚の白モツなどです。
これらの食材なら比較的入手しやすいので、毎日の食生活に活用すると良いでしょう。
魚の場合は皮や骨の部分に多く存在しており、鮭やウナギ、サンマなどがおすすめです。
特に皮と身の間にコラーゲンがたくさんあるので、身だけ食べるのではなく皮も一緒に食べるようにしてください。
効率良く補給する方法
コラーゲンをたくさん含んでいる食材を補給しても、体内に効率良く吸収されないのであればあまり意味がありません。
そこで相性の良い栄養素を含む食材を合わせて活用することをおすすめします。
食材から補給したコラーゲンを安定させるために活躍するのがビタミンCです。
ビタミンCは絶えず食材から補給しなければいけないので、毎日ビタミンCを多く含む食材を活用してください。
柑橘類やパプリカ、パセリ、モロヘイヤなどに多く含まれていますが熱に弱いので加熱調理は避けた方が良いです。
もうひとつがトリプトファンで、人体では作り出すことができない必須アミノ酸なので食事から補給しなければいけませんが、コラーゲンを生成するためにも必要なので積極的に補うようにしてください。
動物性タンパク質や穀類などに多く含まれています。
コラーゲンと合わせて肌の弾力を維持するために役立つのがエラスチンです。
エラスチンはコラーゲンと同様に牛すじや手羽先、軟骨などに多く含まれており、イワシやカツオなどの魚からも補給できます。
これらの食材をコラーゲンと合わせて補給するのが望ましいですが、逆に避けたいのが甘いモノで、糖分はコラーゲンを糖化させてせっかくの弾力を失わせる原因になるので注意してください。