女性の方が長生きしやすい環境
日本では女性の方が男性よりも平均寿命が10年ほど長く、女性の方が長生きすると言われています。
また世界的に見ても、女性の方が平均寿命は男性よりも7歳ほど長く、女性の方が長生きする確立が高いです。
何故女性の方が長生きするのかは、いくつかの要因が考えられ、それが重なっているためであると思われます。
女性の方が長生きするというのは今に始まったことではなく、200年ほど前のヨーロッパでもすでに女性の方が3年ほど長生きしており、昔から女性の方が長生きだったのです。
女性が男性より長生きする理由
・基礎代謝の違い
男性と女性の体のつくりは骨格や筋肉から違います。
男性は筋肉が多く筋肉質であり、これによって基礎代謝が高いです。
逆に女性は脂肪が多く特に皮下脂肪が多く、エネルギーを体に溜めやすい構造をしています。
このために、女性は基礎代謝が低く、男性は基礎代謝が高くなります。
基礎代謝が高いというのが車で言えばガソリンを沢山使いより多くの内部の部品を消耗させます。
体でも同じであり、基礎代謝が多いと細胞の酸素消費量が多くなり、それに伴い体も消耗しやすくなります。
基礎代謝が少ない女性の方が長生きしやすくなるのです。
・男女のホルモンの違い
男性は男性ホルモンが多くそれによって男性らしい体になり、逆に女性は女性ホルモンによって女性らしい体を維持します。
男女のホルモンはそればかりではなく、女性ホルモンは血圧を下げる効果やコレステロールを下げる効果があり、男性ホルモンは免疫力を抑制する働きがありますが、心臓病を誘発しやすくもなります。
このために女性ホルモンの多い女性は、心臓病や脳卒中などの病気で亡くなる方が男性よりも少ないので、女性の方が長生きすることとなります。
・社会的な環境
男性は仕事をするのに対し、女性は家事をします。
男性は残業なども多く、毎日満員電車で通勤をしたり過酷な環境に晒されます。
女性はそれに対し、地域の集まりなどに参加し、うまく気分転換を行うのも上手です。
更には女性は健康や美容に対する関心も強く、健康食品や美容関連賞品を積極的に取り入れて、使うことも多いです。
このような要因が女性の方が男性よりも長生きする環境を作っているのかもしれません。
・その他の要因
その他の要因として女性の心臓は男性よりも強く出来ているようです。
男性の心臓は、年を重ねるごとに心筋が弱まっていくのですが、女性の心臓は加齢でも衰えることがほとんどないそうです。
つまりは女性の方が歳を取っても強い体なのです。
このような女性と男性の心臓のつくりの違いも、もしかしたら女性が男性よりも長生きすることと関係しているのかもしれません。